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『無鉄砲inN.Y』前編 [ 旅 ]


「無鉄砲」、是非や結果を考えずにむやみに行動すること。また、そのさまや、そのような人。むこうみず。

数年前、まだN.Yのテロもおきていなかった時のことだ。
私は、友人達とN.Yにいた。もちろん旅行で4日ほどの滞在予定だった.。
私は、最初の海外旅行ということもあって、すごくワクワクしていた。
夜の便で、N.Yに到着したたため、飛行機からみおろすN.Yの町は、
まるで宝石箱をひっくり返したような、目もくらむ美しさであった。
今まであんなキレイナ夜景は見たことがない。
きっと私にとって、死ぬまで忘れられない夜景だと思う。
それほど美しかったのもだ。

N.Yにつくと、早速「ヒルトンN.Y」にチェックインした。
このホテルは、ニューヨークの中心に位置し、ショッピングや観光にも好立地だった。

予算があれば、実は「ウォルドーフ・アストリア」に泊まりたかったのだが、いたしかたない。
泊まってみると、「ヒルトンN.Y」は、案外イイホテルだった。
部屋も、まあまあ広かったし、日本人向けのサービスも多いらしい。
国外に出て、食事がまずいと旅の楽しさも 半減してしまうのだが、
ココは、ホテル内のレストランでの食事も、とてもおいしかった。

なぜか「天丼」をたのんだら(スミマセン、こんな所まできて)、えび天のりっぱなのが、
「どんっ!」って感じで、たくさんのっていた。日本でたべるより、はるかに立派な「天丼」だったため、
私は、ちょっとびっくりしながら、小躍りしたい気分でほおばった。おまけに値段も安い。
N.Yで食べる『天丼』に、私は上機嫌だ♪
ガイドさんによると、このホテルは、和食に力をいれているらしかった。
味噌汁の「だし」もきいてておいしかった。
日本人観光客も多いし、N.Yのビジネスマンも、よく利用するらしい。

そんな「ヒルトンN.Y」の一夜もあけ、さっそくショッピングだ。一緒にまわった3人ともに、私と同じ方向音痴であったため、地図を片手にひたすら歩きまわった。

「なぜ、女の人はショッピングが好きなのだろう?」と聞かれれば、「そこに店があるからだ!」と答えよう。

とにかく、初めてのN.Yに興奮する4人組は、
ガイドさんの「ひったくりや、スリに気をつけて!」の一言に、
まわりに異常に注意しまくっていた。
まるで、軍隊か、警察の非常訓練の様相を呈している。
全員の鼻息あらく、4人の行進は続く。
ほふく全身でもしそうな勢いだ。
『「絶対に観光客なんです~、私たち。」と、
見られないようにしているつもりの観光客達』の誕生である。

私たちの部隊(笑)は、
「ティファニー」に、「ルイ ヴィトン」に、「コーチ」にと次々に突撃を繰り返し、
N.Yのデパートでもおおはしゃぎだった。
『日本人は、買い物をする。』ということを知っているデパートの店員達も、やたら親切である。

いろんなお店をまわるたびに、荷物がどんどん増えていく。
みんな、かっこつけてるので、もちろんヒールのある靴を履いている。
だんだん足も痛くなって来た。
おまけに、方向おんちがたたって、やれあそこの店で買い忘れただの、
地図があるのに、全く違う道だっただの、大騒ぎである。
「五番街」もかたなしだ。

地図で、道を調べる時などもさりげなーく、
3人で壁つくったりしているのだが、
どっからどうみても
『私たち、道に迷っちゃった、日本人観光客です~!』って感じ、
丸出しなのであった。
                           


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